歯を失う原因は虫歯だけではなく、また、40代でも歯を失う可能性があります。他の歯を守るためには、歯科医院への定期健診を推奨します。
40代から歯を失ったという相談は多い
40代で歯を失った方の割合は7%です。つまり、100人中7人は歯を失う経験をしているということになります。歯を失う本数は1本から複数本と様々ですが、抜けた歯をそのままにしておくと、歯槽骨が少なくなり、他の歯の不安定な原因となります。
残っている天然歯を守るためにも、インプラントや義歯(入れ歯・ブリッジ)の処置をすぐに行う必要があります。
歯を失う原因とは?
80歳になった時、20本の健康な歯を保つことが重要だという話を聞いたことがあるでしょう。その重要性を説く8020財団が、2018年にある調査を行いました。それは、歯を失う原因の調査です。調査結果によると、歯を失う原因で一番多いのが歯周病、次いで虫歯(う蝕)、三番目が歯の破折でした。虫歯が最大原因かと思えばそうではありません。歯周病が歯を失う原因として一番多いのはイメージではない方もおられるでしょう。
他の歯を守るためにすべきこと
では、失った箇所に処置(インプラント・入れ歯・ブリッジ)を行った後、どうすれば他の歯を守れるのでしょうか。歯科医院は、痛みが出てから行く場所と思われがちですが、それは間違いです。歯石が多くあるお口の状態では、歯磨きなどのセルフケアのみで歯石を取り除くことはできません。
歯石を取り除ききれいな歯肉の状態にするためには、歯科衛生士によるクリーニングが大切です。歯科の定期健診代を節約したいと、自分でスケーラー(健診で使用する器具)を買って行う方法がネットに載っていますが、歯茎を傷めるため大変危険です。国家資格を持った歯科衛生士にお口の状態を任せるのが賢明です。
40代で歯を守るためにすべきことに関するQ&A
40代で歯を失う主な原因は、歯周病、虫歯(う蝕)、歯の破折です。
40代で歯を失う割合は約7%です。つまり、100人中7人が歯を失っているということになります。ただし、失う本数は1本から複数本まで様々です。
歯を失った場合、可能な限り早く処置を行う必要があります。抜けた歯をそのままにしておくと、歯槽骨が減少し、他の歯の不安定な原因となる可能性があります。インプラントや義歯(入れ歯・ブリッジ)などの適切な処置を受けることが重要です。
まとめ
歯を失わないためには、歯周病や虫歯に気を付けなければなりません。歯ブラシや歯間ブラシ、フロスなどを使用し、食後に日々のブラッシングを行うことが必要です。それを行ったうえで、特に、歯を失った経験を持つ方にとっては、他の歯の状態を確認する意味合いにおいても、定期的に健診を受けましょう。