歯のホワイトニングに興味はあるけど、どの程度白くなるのか疑問に思っておられる方もおられるのではないでしょうか? 歯のホワイトニングについてご説明します。
ホワイトニングの方法による分類
ホワイトニングとは、歯歯の着色を薬剤によって落として白くキレイな歯に変える施術です。大きく分けると歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」、自宅で行う「ホームホワイトニング」があります。
オフィスホワイトニングの特徴と効果
オフィスホワイトニングの特徴
歯科医院で行うホワイトニングの方法で、歯の色素を分解する過酸化水素を主成分とする専用の薬剤を歯に塗った後、強い光をあてて薬剤の効果を高めて、時間(30~60分)を置きます。効果は個人差があるため1~2回で白くなる場合と数回施術が必要になる場合もあります。
オフィスホワイトニングの効果
オフィスホワイトニングの効果は、短時間で歯を白くすることはできますが、ある程度の白さに留まります。また、白さの戻りも早いので白さを維持するのであれば、毎月の歯科医院での施術をしていただくのが理想的です。
ホームホワイトニングの特徴と効果
ホームホワイトニングの特徴
自宅でできるホワイトニングで、歯科医院にて型を取り専用のトレーを作ります。その専用のトレーに過酸化尿素を主成分とする専用の薬剤を流し込み歯に装着します。一回の装着時間は2時間ほどで、ご自身で調整ができます。
ホームホワイトニングの効果
ホームホワイトニングの方は効果が出るまでに時間はかかりますが一度白くなると効果は長持ちします。自宅での継続的な施術で、白さはさらに白くなります。オフィスホワイトニングよりも白くすることができます。
歯が黄ばむ原因
歯が黄ばむ原因は大きく分けて3つあります。
1 着色しやすい食事
歯の着色や汚れの原因になりやすい食べ物や飲み物があります。着色しやすい食べ物や飲み物のほとんどはタンニンやポリフェノールなどが含まれており、歯にステインが付着しやすくなります。また、カレー・ソース・ケチャップは色が濃い食べ物なので歯の黄ばみの原因になりやすいです。
着色性食品)コーヒー、紅茶、赤ワイン、チョコレート、カレー、ソース、ケチャップ
2 タバコのヤニ
タバコのヤニ(ニコチンやタールなど)は色素よりも付着しやすく黄ばみが進みます。歯の表面のカルシウムと結びつくと黄ばみを落とすことが難しくなる場合があります。
3 加齢
歯が黄ばむ原因には加齢も考えられます。年齢を重ねると歯の表面のエナメル質が少しづつ薄くなって行きます。エナメル質が薄くなることでその下にある象牙質が透けて見えてしまい歯が黄ばんでいるように見えてしまいます。
審美歯科とは
審美歯科とは、歯を白くするだけではなく目立ってしまう詰め物や被せ物を目立たなくしたり、歯並びもきれいに整えたりと総合的な修復をして、美しくキレイな歯にするための治療です。
審美歯科としての治療方法は、歯を白くして美しく魅せる「ホワイトニング」や目立ってしまう詰め物や被せ物をセラミックで白くし目立たなくする「セラミック治療」、歯並びも歯の色も短期間で治す「セラミック矯正治療」があります。
ホワイトニングで歯がどれだけ白くなるのかに関するQ&A
ホワイトニングの効果は個人差がありますが、一般的には歯の着色を軽減し、白くなる効果があります。具体的な効果は個人の歯の状態やホワイトニングの方法によって異なりますが、明るい白さや数段階の明るさの改善が期待できます。
歯が黄ばむ原因は大きく3つあります。1つは着色しやすい食事や飲み物(コーヒーや紅茶など)です。2つ目はタバコのヤニの付着です。3つ目は加齢によるエナメル質の薄化で、象牙質が透けて見えることによるものです。
オフィスホワイトニングの場合、効果は一時的であり、定期的な施術が必要です。ホームホワイトニングでは、効果が出るまで時間がかかりますが、一度白くなると比較的長く持続する傾向があります。継続的なケアが効果の持続につながります。
まとめ
人は、相手の顔を見た時に目がいくのは口元です。白くて美しい歯は好印象を与え、顔全体の印象をより良くしてくれます。歯の色のことでお悩みの方は、ホワイトニングは歯を削らない施術ですので、まずはホワイトニングを一度試してみるのもいいと思います。
*当医院では、ホームホワイトニングのみを行っています。