予防歯科

歯の健康を保つにはどんな方法があるの?

歯の健康を保つにはどうしたらいいの?

カトレア歯科・美容クリニック 歯科医師 辻 和志

虫歯治療を経験したことがある方なら、誰もが「歯医者での治療はもう受けたくないから、しっかり歯を磨いて健康な歯を保つようにしよう!」と思うのではないでしょうか。歯の健康を保つためには何をして何に気を付ければいいのかご紹介いたします。

歯の健康を保つ方法とは?

歯の健康を保つためには、一般的には毎日のセルフケアと定期的な歯科健診が必要です。

歯周病ケア

1. 毎日の丁寧な歯みがき

  • 1日2回、朝と夜の歯磨きが推奨されます。
  • 虫歯予防のためにはフッ素入りの歯磨き剤がおすすめです。
  • 歯ブラシは毎日洗って清潔にし、1ヶ月毎に交換するのがおすすめです。

2. デンタルフロスまたは歯間ブラシの使用

  • 歯と歯の間や、歯と歯茎の間の汚れを除去するために、ぜひデンタルフロスも使用しましょう。
  • 歯と歯茎の間の隙間が大きい場合は歯間ブラシを使用しましょう。
  • デンタルフロスも歯間ブラシも強くすると歯茎を傷つけますので、軽い力でやさしく当てることが大切です。

3. 定期的に歯科健診を受ける

  • 3~6ヶ月おきに歯科健診を受けて虫歯や歯周病がないかチェックしましょう。
  • 歯科健診の際にクリーニングも受けられるか歯科医院に確認しましょう。

4. バランス良く食べる

  • 甘い食べ物や飲み物、酸っぱい食べ物や飲み物を飲み食いした後は、軽く歯を磨くか、うがいをしましょう。
  • 好き嫌いせずに様々な諸品からビタミンとミネラルを摂りましょう。

5. うがいの習慣をつける

  • 食後や間食の後には、口をすすいで食べ物の残りを口内から洗い流しましょう。

6. タバコの使用を避ける

  • 喫煙は口臭、歯の着色、歯肉炎などの問題を引き起こすリスクとなります。

7. フッ素を効果的に使う

  • フッ素は歯質を強化し、虫歯を予防するのに役立つため、フッ素配合の歯磨き剤やデンタルリンスを使いましょう。

痛くなる前に歯科医院へ行く?

「歯医者は、痛くなってから行くところ」と思っている方も、まだまだ多くいらしゃると思いますが、歯の健康も身体の健康と同じように普段から気にかけ、痛くなってからではなく、症状がない時ほど歯科医院に行って定期的にケアを受けていただくことをおすすめします。

毎日の生活の中で「歯医者に行くほどでもないが少し気になる部分が…」と思っている方も、歯科医院を受診することにより早めに不具合に気付くことができ、治療時間も短縮できるでしょう。これからは「治す」治療から「守る」治療へ切り替えていきましょう。

「セルフケア」で気を付けること

毎日の歯磨きはとても大切ですが、間違った方法で続けているとキレイにしているつもりが逆効果になってしまうこともあります。時間をかけて磨いているつもりでも、過剰な歯磨きによって歯肉を傷めてしまうこともあります。歯ブラシ・歯磨き粉、歯間ブラシなども自分に合ったものを選んでいただき、正しい磨き方を身につけることが重要です。正しい情報を早く知るためにも、歯科医院でプロによる診察を行うといいでしょう。

歯の健康を保つ方法に関するQ&A

口腔内の環境を整えるために、どのようなケアが必要ですか?

口腔内の環境を整えるためには、毎日のセルフケアと定期的なプロのケアが必要です。歯磨きや歯間ブラシを使った清掃を毎日行い、歯科医院での定期的な検診やクリーニングを受けることで、良い口腔内環境を維持することができます。

歯磨きの際に気を付けるべきポイントはありますか?

歯磨きの際には、適切な方法を守ることが重要です。過剰な歯磨きは歯肉を傷つけることがありますので、適度な力加減と正しい磨き方を心掛けましょう。また、歯ブラシや歯磨き粉、歯間ブラシなどを自分に合ったものを選び、歯科医院での診察を通じて正しい情報を得ることも重要です。

歯科医院でのプロのケアはなぜ重要ですか?

歯科医院でのプロのケアは、専門知識と経験に基づいた診断と治療を提供してくれます。歯科医師や歯科衛生士が口腔内の状態を詳しく調べ、必要な治療やアドバイスを行ってくれるため、早期の予防や問題の発見に役立ちます。また、歯科医院では最新の治療技術や器具が使用されるため、効果的で安全な治療を受けることができます。

まとめ

歯のイラスト

人にとって、いつまでも自分の歯で美味しく食事ができることは、とても幸せなことです。
毎日の生活の中で、楽しく食事ができることで笑顔が増え、有意義な時間が過ごせます。
ご自宅でのセルフケアと、定期的なプロのケアで、格段に歯の健康寿命は延びると思われます。予防を意識することで、大切な歯を失うことなく健康な日々が過ごせるのですから、「予防歯科の重要性」に気付いた時から始めましょう!

この記事の監修者
医療法人真摯会 カトレア歯科・美容クリニック
院長 辻 和志

2008年 国立九州大学歯学部卒。医学博士。日本口腔外科学会認定医。ICLS講習修了。

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