「マウスピースを付けるだけで、歯並びを治せるの?」と思っている方も多くいらっしゃると思いますので、マウスピース矯正についてご説明いたします。
子供のマウスピース矯正
取り外しのできる矯正で、一人一人に合わせて作った装置を使って歯並びや噛み合わせを整えていく治療法です。マウスピース矯正にも色々な種類があります。その中の「プレオルソ」「インビザライン・ファースト」を詳しくご紹介いたします。
プレオルソ
この装置は、ポリウレタンの軟らかい素材でできていて、装着感がとても良く嫌がらずに使うことができます。この治療は6~10歳くらいの骨の軟らかい時期に行うことで大きな効果が期待できます。受け口(反対咬合)の場合は、3~5歳の低年齢から使用することもあります。
取り外し式で、違和感や痛みがあまり感じられないため、装着を嫌がりません。装着時間は就寝時と家にいる時(最低1時間)で十分です。食事の時も装置を外せるので、食後の歯磨きもしっかりできて虫歯の心配もありません。
プレオルソは、歯並びと噛み合わせを改善しながら同時に「口呼吸から鼻呼吸へ」促しますので、子供の成長発育にとても役立ちます。
インビザライン・ファースト
インビザライン・ファーストは、混合歯列期にある子供のためのマウスピース型矯正装置です。使用できる年齢は、6~10歳のお子様が対象になります。一日の装着時間は20時間以上で22時間が目標と、少し長めです。透明のマウスピースなので見た目も気にならず、学校にいる時間でも心配なく使用できます。
マウスピースの交換頻度は、一週間ごとになります。食事の時も取り外せるので、食べ物の制限がなく食事をしていただけます。食後の歯みがきも普段通りにできますのでお口の中をキレイに保つことができます。
小児矯正の治療方法
子どもの矯正治療の方法には、固定式と取り外し式の2種類があります。固定式の装置は、歯並びや骨格の調整、身体の健康面も治すことができる治療法です。取り外し式は、取り外しができる装置を決まった時間のみ装着し、歯並びや口呼吸の改善などできる治療法です。
子ども矯正の治療時期
子供の矯正時期には、1期治療と2期治療があります。
1期治療
1期治療とは、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在している時期)から行う治療です。この時期は成長期ということもあり、この成長を利用してアゴの大きさや形、噛み合わせを整えて行きます。
治療を開始する時期としては、5~7歳頃から始めるのが望ましいです。1期治療は早期発見・早期治療が大切ですので、少しでも気になることがあればお気軽にご相談ください。
2期治療
2期治療とは、1期治療でアゴの大きさや形を改善した後、すべての永久歯が生えそろってから歯並びや噛み合わせを治していく治療です。
治療の時期としては、永久歯が生えそろう12~13歳くらいから行います。
子供のマウスピース矯正に関するQ&A
プレオルソは、ポリウレタンの軟らかい素材でできているため、装着感が良く、嫌がらずに使うことができます。主に6~10歳くらいの骨の軟らかい時期に効果があります。取り外し式で違和感や痛みも少ないため、装着を嫌がりません。装着時間は就寝時と家にいる時(最低1時間)で十分です。食事の時も装置を外せるので、食後の歯磨きもしっかりできます。
プレオルソは、歯並びと噛み合わせの改善と同時に、「口呼吸から鼻呼吸へ」の促進も行います。そのため、子供の成長発育にとても役立ちます。また、受け口(反対咬合)の場合は、3~5歳の低年齢から使用することもあります。
インビザライン・ファーストは、混合歯列期の子供向けのマウスピース型矯正装置です。使用できる年齢は6~10歳のお子様が対象です。透明なマウスピースなので見た目も気にならず、学校にいる時間でも心配なく使用できます。一日の装着時間は20時間以上で、22時間が目標です。マウスピースは1週間ごとに交換します。食事の時も取り外せるため、食べ物の制限はありません。
まとめ
子供の歯科矯正について、タイミングや治療方法で悩まれている方も多いと思われます。子供の歯並びについて、できるだけ早めにご相談いただければ、お子様の適切な矯正時期と治療方法をお伝えすることができます。成長期の時期にしかできない治療もありますので、まずは歯科医院に相談してみましょう。